アワサンゴの国内最大級の群生地がある周防大島(山口県)では、まさに「海と山のつながり」を体現する活動が、地元の高校生によって積極的に行われています。
🎓 周防大島高校の具体的な取り組み
山口県立周防大島高等学校では、環境コースの生徒を中心に、ニホンアワサンゴの保護と環境保全を目的とした多岐にわたる活動が展開されています。
研究・飼育(直接的な海への関心)
ニホンアワサンゴを学校で飼育し、生態や成長を研究することで、保護につなげる取り組みが行われています。
山林保全(海と山とのつながり)
山からの土砂流出がアワサンゴの大量死の原因ではないかと考えられたことから、高校生たちは海を守るために山を整備しています。具体的には、荒廃地の整備や、竹炭づくり、ニホンスイセンの球根植えなどです。
全般啓発・継続性(小さな行動を広げる)
エコツアーの開発、クラウドファンディング、地域の小中学生との交流などを通して、活動の輪を広げ、継続できる仕組みづくりにも取り組んでいます。