2025年7月26日(土)、【スタートアップ共創DX/AIアカデミー】のケーススタディーツアー第2弾「次世代Entrepreneuerの活躍する企業、まち、地球づくりプロと学ぶ」に、前回5月に引き続き登壇しました。
今回のテーマは、「歴史・文化創造産業ケーススタディー:こどものまち-アートラボ」。デジタル時代におけるアート・サイエンス・ビジネス・パブリックの融合を探る実践的なラボとして、子どもたちの創造性や地域文化を育む場づくりの在り方が議論されました。
ポンダラ〜としての登壇:こども・自然・文化をつなぐ視点から
PONDALIZEからは前回に続いて木村京子が、第2部「家族/民・アート部門 ♡ SDGs社会課題ケーススタディーツアー」にて、沼DAO構想とPONDALIZEの実践を紹介しました。
- 比企丘陵に点在する「谷津沼」を起点とした地域文化の記録と発信
- 子どもたちとのワークショップを通じた感性アーカイブの可能性
- アートによる自然との対話、文化的コモンズの創出
といった実例を共有しながら、DAO(分散型自律組織)やPAI(パーソナルAI)を活用した、地域と世界をつなぐ新たなアーカイブのかたちについて提案しました。
プロメンターたちとの対話から見えてきたこと
ディスカッションパネルでは、北島輝一さんをはじめとする多彩な分野のプロメンターたちと、「こども」「生活文化」「アート」といったキーワードを軸に意見交換。
🧑🤝🧑 登壇者プロフィール
- 北島輝一(アートフェア東京 マネージングディレクター)
元金融トレーダーからアート業界へ転身。東京・世界をつなぐアートフェア東京の旗振り役。金融視点と芸術感覚を融合したキュレーション力が特徴です。
ENRICH(エンリッチ) | 新しい時代の富裕層メディア - 高橋浄久(合同会社 inoree/OQTA Heart Poppo 創業者)
IoT鳩時計「OQTA Heart Poppo」で注目。離れて暮らす家族との想いを鳩の音でつなぐコミュニケーションツールを開発。文化哲学の視点を含む事業設計が光ります。
AUBA(アウバ) - 橋田浩一(理化学研究所 革新知能統合研究センター/元東大教授)
社会実装を目指すパーソナルAI(PAI)研究の第一人者。分散型データ・グラフ文書・クリティカル•シンキングの普及を推進しています。
目標9 橋田 浩一 PM プロジェクト紹介|ムーンショット型研究開発事業
※PAIアプリによるマッチング事例はこちら
北島さんの視点は「アートによる価値の再設計」、高橋さんは「音や物語を通じた感情の共有」、橋田さんは「技術による個人と地域の架け橋」というように、PONDALIZEの理念と響きあいながら、新たな展開への示唆をいただきました。
未来志向の問いと対話に満ちた時間。共感と課題解決、創造の共振が、まさにここから始まるような感触を覚えました。
アートが社会を変える。わたしたちの手で。
「アート」と「社会課題」をつなげる営みは、まだまだ手探りの部分が多いものです。しかし、感性とテクノロジーを重ね合わせることで、未来に希望を手渡すプロジェクトが生まれる──そんな確信を得られるような場でした。
次回以降の開催も楽しみにしつつ、引き続きPONDALIZEとしても連携を深めていきたいと思います。