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PONDALIZE

  • 【登壇報告】第5回DAフォーラムで「沼の文化的コモンズ」について語りました

    6月 29th, 2025

    2025年6月29日(日)に開催された、第5回DAフォーラム(主催:デジタルアーカイブ学会)に、PONDALIZEより木村京子が登壇し、以下のタイトルで発表いたしました。

    [13] 地域文化の記録と共有:DAO と PAI を活用した「沼の文化的コモンズ」の試み
    ―比企丘陵の沼地をめぐるアート・環境・文化活動のデジタルアーカイブ実践から


    🗓 フォーラム概要

    • 開催日時:2025年6月22日(日) 13:00~16:00
    • 主催:デジタルアーカイブ学会
    • 形式:オンライン
    • プログラム掲載:第13番目の発表として、セッション1(13:10~13:55)(座長 宮川 創)で登壇
    • 関連資料:予稿集・抄録集は公式サイトにて公開
      ▶️木村の予稿PDF
      https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsda/9/s1/9_s9/_pdf/-char/ja

    📚発表内容と視点

    本発表では以下のポイントを中心にお話ししました:

    1. DAO と PAI を活用した地域アーカイブの構造設計
       アート・香り・記憶を編む参加型プロトタイピングを、制度化の仕組みと重層的に接続する構想。
    2. 「沼の文化的コモンズ」概念の提示
       湿地帯に埋まる民俗記憶を対象とした、共有知の生成と持続性をテーマにした試み。
    3. デジタルアーカイブの多声的メディア性
       写真、テキスト、音声、香り、地図、生成AIによるプロンプトなど、感性を含む多様なアーカイブ素材の活用。
    4. 実践プロジェクトの成果と課題
       DAO運営の課題(モデレーション・合意形成)、PAIによる自動生成の可能性と限界。
       地域と専門家、AIが交錯する軌跡を基に、次段階の展開を提案。

    🚀反響と対話の広がり

    フォーラム終了後、多くの研究者や参加者から以下のような関心が寄せられました:

    • DAOによるアーカイブ運営の永続性と参加者間合意形成
    • 香り・音など非可視的素材を含むマルチセンサリー・アーカイブ設計
    • 地域文化のデジタル共有に向けた制度と技術の統合モデル

    また、今後の共同研究・実証実験・国際比較研究への可能性も示唆されました。


    🌱今後の展望

    このフォーラムを契機に、以下のような取り組みを進めてまいります:

    • DAOプラットフォームを活用した地域参加者との継続的協働
    • 香りを含む感性素材の取扱いに対する評価尺度の開発
    • 他地域・海外の沼文化との比較・連携研究
    • デジタルアーカイブ分野とPONDALIZEの制度設計・実践事例としての論文化

    📎関連リンク

    • フォーラム概要とプログラム
    • 予稿集/抄録集(PDF)
    • PONDALIZE Website

    今回の発表は、「沼」をメディウムとして表現し、デジタルアーカイブの理論と実践をつなぎ直す重要な一歩となりました。
    PONDALIZEは今後も、DAO・PAI・感性素材・地域とともに、その歩みを深めていきます。

  • 「水」と世界の良心をつなぐ:被爆アートUK 映像作品に参加しました

    6月 26th, 2025

    映像作品『これも岡本太郎の予言? 被爆アート 英国(UK)をゆく』に参加しました

    被爆アートUKを巡る、創造と記憶と水をつなぐドキュメント。
    映像が「世界の良心が共鳴する場」をそのまま映し出すような瞬間を感じました。

    カメラが追ったのは、作品の完成そのもの。
    その一瞬に込められた人々の想いが、鎮痛と希望を交えながら伝わってきます。

    作品は僅か15分。
    それでも、この短さだからこそ感じられる切実さと希望があります。
    どうぞ、時間を取ってぜひご覧ください。


    🎬 視聴へ

    ▶ 映像作品は↓こちら↓から視聴できます(15分)

    「水」つながりで、映像作品(第2弾)『これも岡本太郎の予言? 被爆アート 英国(UK)をゆく』(15分)に協力させていただき、エンディングに「PONDALAR Kyoko KIMURA」として掲載いただきました!

    「水の世紀」プロジェクトウルトラウォーター

    ご覧いただけたら、感想のシェアもしてもらえると嬉しいです!


    アートは、記録の枠を越え、人の心と世界の声をつなぐメディウムだと改めて思いました。
    被爆アートUKを通じて私も、その“響き”の一部となれたことを、心から光栄に感じます。
    視覚も聴覚も越えて、世界の水のように共振する15分をお楽しみください。

  • 【登壇報告】第24回デジタルアーカイブ研究会にて「沼の記憶」を語りました

    6月 22nd, 2025

    2025年6月開催の第24回デジタルアーカイブ研究会(主催:デジタルアーカイブ研究会、岐阜女子大学デジタルアーカイブ研究会、特定非営利活動法人日本デジタルアーキビスト資格認定機構)において、PONDALIZEメンバーの木村京子が登壇し、「沼の記憶を編む:感性に根ざした地域文化アーカイブの試み ―DAOとPAIを活用した参加型記録のプロトタイピング―」というテーマで発表しました。


    🗂 イベント概要

    • 日時:2025年6月22日(日)14:00~17:00
      (詳細は公式プログラム参照)
    • 開催形式:オンライン
    • 主催:デジタルアーカイブ研究会、岐阜女子大学デジタルアーカイブ研究会、特定非営利活動法人日本デジタルアーキビスト資格認定機構
    • プログラム一覧・レジュメ集:大会には多様な発表が並び、PONDALIZEの登壇はその中の第5セッション(15:20~15:40)でした。

    📌発表概要

    タイトル:
    沼の記憶を編む:感性に根ざした地域文化アーカイブの試み
    ―DAOとPAIを活用した参加型記録のプロトタイピング―

    主な内容:

    1. 比企丘陵の沼地を文化的コモンズとして捉える視座
      地形・自然・伝統・暮らしの記憶を編む「地縁的アーカイブ」構想
    2. DAO/PAI を活用した参加型アーカイブ構想
      • PONDALIZEの醸してきた国内外コミュニティとの連携
      • DAO(分散型組織)による記録記述の民主的運営
      • PAI(ポンダラ〜AI)による感性プロンプト生成と収集
    3. プロトタイプ実装事例
      • 読者参加型「共感コメント収集」
      • 香り・音・地図・語りをつなぐ感性フィールドワーク
      • note連動による記録の可視化と相互生成
    4. 質疑応答および参加者との対話
      • 専門家・学生・実践者からのフィードバック
      • 「DAOによる地域アーカイブの永続性」「PAIによる感性の定着」は特に注目の声

    🔍発表の特徴と学び

    • 多様なメディア間を行き来する「ハイブリッドアーカイブ」
      文章・音声・香り・画像・参加の記録が、つながりながら場を編むように生成される構造が評価されました。
    • 感性と制度のあいだをつなぐプロトタイピング
      DAO/PAI の組み合わせが、硬直した「記録」の概念に、“ゆらぎ”“交流”をもたらす手触りを持っていると注目されました。
    • 手続き的な民主主義と文化の共創性との融合
      専門家にとっても新鮮だったのは、地域住民とアーティスト・研究者が同じ「ものさし」で語り合い、記録し、評価し合うプロセスができている点です。

    🌱今後の展望と広がり

    この登壇をきっかけに、学会関係者や参加者との連携の機会が生まれつつあります。現在模索されているのは以下の方向です:

    • DAOモデルを用いた継続可能な地域アーカイブ運営
    • PAI技術を組み込んだ感性記録の半自動化・再生成
    • 専門家による制度設計と地域実践の協調体制
    • 他地域・他分野における横展開と比較研究

    📘資料と関連リンク

    • プログラム(第24回研究会)
    • レジュメ集(PONDALIZE登壇資料含む)
    • PONDALIZE Website(展示など、各種記録との連携予定)

    今回の発表は、デジタルとアナログ、手続きと感性、個と土地をつなげる挑戦として、非常に意義深く進展しました。
    今後も実践を重ねて、DAO・PAI・香り・土地という接続点から、アーカイブの未来を編み続けていきます。

  • 【開催報告】🌾 比企丘陵の自然と文化を楽しむひととき(6/21開催)

    6月 21st, 2025

    2025年6月21日(土)、埼玉県比企郡嵐山町にある国立女性教育会館「お茶室」にて、
    比企の自然と文化を五感で味わうイベントが開催されました。

    比企丘陵の五感をひらく午後──確かに記憶に残るこの集いには、
    雨をめぐる祈りとアート、そして香りと対話が静かに流れていました。


    🌿会場:国立女性教育会館「お茶室」

    会場となったのは、緑豊かな庭をのぞむ茶室空間。
    障子越しのやわらかな光と、季節の草花が迎えてくれました。


    🎶演奏:小林三悠「雨水祈水」

    箏による即興演奏が、静かに場を満たします。
    比企丘陵の稲作文化に根ざした記憶を音にする、祈りの旋律。

    耳を澄ますうちに、
    空から滴る水と大地が出会う風景が、そっと立ち上がりました。

    演奏の終盤には、
    会場に用意された民族打楽器や鈴などを参加者が自由に手に取り、
    小林さんの音とともに音の輪をつくるセッションも行われました。

    初めて出会った人同士が、言葉を交わすより前に、
    音でつながる不思議な瞬間。
    それもまた、ひとつの「祈り」のかたちだったのかもしれません。


    🎨絵画と対話:楊英美

    壁に飾られた絵画を前に、
    「ただ、そこに在る」時間を共有する試み。

    観賞の後、ひとりひとりが感じた断片を、
    「つぶやき」としてことばにしてゆく。
    言葉にならないものに、少しだけ触れる静かな対話でした。


    🧴香り体験:木村京子「雨乞いの香り」

    比企に伝わる“雨の願い”をテーマに、
    精油をつかった香りの再現と体感の時間を設けました。

    ※香の構成と背景ストーリーの詳細は、こちらのnoteでも紹介しています:

    🔗 「雨乞いの香り」remix 2025制作ストーリー(note)


    🌳お庭で散策 & 🍵ハーブティータイム

    後半は、お茶室の外へ。
    梅雨の晴れ間にそよぐ風を感じながら、庭をゆっくりと歩き、
    別棟でも飾られた楊さんの作品を鑑賞しました。

    再びお茶室に戻り、ハーブをブレンドした「晴茶」や「澄茶」でひと息。

    参加者同士が今日の感想や、各自の活動をシェアする時間もありました。

    午後のひとときが、静かに閉じていきました。


    ☁️それぞれの感性がふれあう、ちいさな交差点として

    今回のイベントは、
    感性の“共鳴点”としての場づくりをめざした実験でもありました。

    • 芸術と自然
    • 香りと祈り
    • 個と場、土地と記憶

    それぞれが交わる“波打ち際”で、何かがひらかれた一日でした。

    ご来場くださったみなさま、ありがとうございました。


    📌開催概要(記録用)

    • 日時:2025年6月21日(土)14:00〜16:00
    • 会場:国立女性教育会館「お茶室」(埼玉県比企郡嵐山町菅谷728)
    • 主催:ジェンダー平等ってな〜に実行委員会
    • プログラム:演奏、小さな展示、香り体験、対話、散策、ハーブティータイム
  • 🌾 比企丘陵の自然と文化を楽しむひととき(6/21開催)

    6月 21st, 2025

    比企丘陵の豊かな自然と文化を感じながら、心ほどけるひとときを過ごしませんか?
    2025年6月21日(土)、比企郡嵐山町の国立女性教育会館にて、地域の恵みとアート・香り・音を五感で楽しむイベントが開催されます。

    📍 開催概要

    • 日時:2025年6月21日(土)14:00〜16:00
    • 会場:国立女性教育会館「お茶室」
       (埼玉県比企郡嵐山町菅谷728、東武東上線・武蔵嵐山駅から徒歩10分)
    • 参加費:500円(資料代など)※申込不要
    • 主催:ジェンダー平等ってな〜に実行委員会
    • 問い合わせ:シブヤ 0493-62-6997 / ノダ 090-5517-7245

    🌿 プログラム紹介

    • 🎶 演奏:小林三悠「雨水祈水」ほか
       織細な旋律と独自の響きが、稲作と雨への祈りを奏でる癒しの音色。
    • 🎨 絵画鑑賞とつぶやき:楊英美
       作品を眺めながら、心の声を静かに語り合うひととき。
    • 🧴 香り体験:木村京子
       比企丘陵に伝わる雨乞いの香りを再現し、自然と調和する感覚をひらく体験。
    • 🌳 お庭で散策
       緑に包まれた季節の息吹を感じる、癒しの時間。
    • 🍵 ハーブティータイム
       「晴茶」「澄茶」など、澄み渡る空気と風の香りを楽しむ特別な午後の一杯。

    地元の自然文化を深く味わいながら、
    それぞれの感性と出会えるやさしいひとときになりそうです。
    どうぞお気軽にお立ち寄りください。

  • 【登壇報告】SDGs Innovation HUB 2025にて「共創の文化アーカイブ」について語りました

    6月 1st, 2025

    2025年5月31日・6月1日の2日間にわたり、SDGs Innovation HUB(SIH)によるオンライン・オフライン複合型の共創イベントに、PONDALIZEメンバーの木村京子が登壇しました。

    公式サイト▶︎ SDGs Innovation HUB


    🌐Day 1|アートと未来のまなざし:ジャンルを越えて共創する

    5月31日(土)【スタートアップ共創アカデミー】 ~エシックス経営の時代 SIH国際ビジネスコンテスト4テーマが生む 企業・地域DX/AI人材と公共創造家 関連イベントでは、「第2部 歴史・文化創造産業ケーススタディー:こどものまち-アートラボ」に木村がパネリストとして登壇。
    このパネルの座長(ファシリテーター)は、アートフェア東京の北島輝一さんが務めました。

    アート、教育、起業、多言語芸能という異なるフィールドから集まった登壇者とともに、
    “ことばを超えた創造の対話”が展開されました。

    登壇者:

    • 北島輝一さん(パネル座長/アートフェア東京)
       世界的アートフェアの運営を通じて、芸術が持つ社会変革力と経済価値を探求するキュレーター/プロデューサー。
    • 近藤にこるさん(EdFusion)
       中学生で起業し、環境教育やジェンダー課題などに取り組む若き実践者。
    • 多言語芸人ユニット「フランポネ」
       フランス語・英語・日本語を織り交ぜた“越境型漫才”で、異文化間の笑いと共感を創出。
    • 木村京子(PONDALIZE/文化探求者)
       比企丘陵の谷津沼を起点に、記憶・感覚・環境をつなぐ文化アーカイブを展開。

    🌀 トークの展開と共創の可能性

    セッションでは、「歴史や伝統をどう未来に開くか?」「表現を通じた共感のしくみとは?」という問いを軸に、以下のような対話が生まれました。

    • アートや祭、地域の風習を“感覚のメディア”としてとらえ直す視点(PONDALIZE)
    • 子どもや若者の「今ここ」の声が、社会変革のインフラになる可能性(近藤にこるさん)
    • 笑いやユーモアが制度や言語の壁を超える手段となり得るという実例(フランポネ)
    • アートフェアという資本と文化が交錯する場で、問いを持ち帰るための装置づくり(北島さん)

    木村は、地域文化の記録やアーカイブにおいても、
    制度化や形式知ではなく、未完の感性が“共鳴する場”こそが未来を拓く鍵であると語りました。


    🫱‍🫲Day 2|地域の記憶とつながり直す「文化的コモンズ」の発想

    6月1日(日)は、SIH国際ビジネスコンテスト2025「2. 家族/民・アート部門♡」に登壇。
    PONDALIZEの核である比企丘陵の“沼的文化”をめぐる活動について紹介しました。

    • 地域に根ざした感覚的アーカイブの実践
       谷津沼という“湿地”をめぐる音・香り・記憶の記録
    • 住民参加型ワークショップや生成AIとの共創
       「わたしの沼」の想起と再構築
    • 文化的コモンズとしてのDAO・PAIの試み
       アーカイブをひらかれた共有知として運営していく構想

    これらの取り組みは、「持続可能性」のフレームをこえ、
    “続いていく文化”をいかに生成できるかという問いを投げかけます。


    🌱まとめ:交差点としての「沼的アーカイブ」

    今回のSDGs Innovation HUBは、PONDALIZEにとって
    感覚・環境・創造性・技術が交差する「場づくり」の可能性を深める機会となりました。

    比企丘陵から生まれる“揺らぎのアーカイブ”は、
    子ども、アーティスト、研究者、そして異文化との対話によって、
    今後もかたちを変えながら広がり続けていきます。


    📌イベント概要記録:

    • 主催:SDGs Innovation HUB(SIH)
    • 日時:2025年5月31日(土)、6月1日(日)
    • 公式サイト:sih.earth
    • 登壇セッション:
       Day1 「第2部 歴史・文化創造産業ケーススタディー:こどものまち-アートラボ」
       Day2「家族/民・アート部門♡」
  • 【開催報告】ぬぃま〜る壁画まえ・パフォーマンス・ディ

    5月 11th, 2025

    2025年5月11日、「ぬぃま〜る壁画まえ・パフォーマンス・ディ」と題して、壁画完成披露と多彩なライブパフォーマンスを組み合わせたイベントが開催されました。(イベント・プロデュース:PONDALIZE 小林三悠)

    当日は天候にも恵まれ、通りがかりの中学生や親子連れなど、地域内外から多くの方々が訪れました。

    🖼 壁画完成とそのインパクト

    イベントの起点となったのは、2週間にわたって滞在制作を行ったアーティスト・サム(Sam Allen)による壁画の完成。通りに面した建物2階には、モリアオガエルやサギ、虫、魚など「沼」の生き物たちが色鮮やかに描かれ、建物側面には「沼場劇場」の文字とともに、レトロかつ幻想的な夜の街の情景が展開されました。

    🎶 パフォーマンスの数々

    イベントは一日がかりで進行し、ジャンルを超えた多彩なパフォーマンスが繰り広げられました。

    • ガラクタドラマー・まー君:看護師として働きながら「ガラクタ」でリズムを刻むドラマー。ニューヨークでのセッションを目指して活動中。
    • HIKI-WARAIピザ三味線さん:インパクトある自己紹介から始まり、「お布団かけてあげたい」「壁こちょこちょしないで」といったシュールで風刺的なネタを披露。文化や言葉の“壁”にも通じる含みが印象的でした。
    • 長唄三味線・秋元惠津子さん:ピザ三味線さんの母でもあり、プロの演奏者として本格的な長唄を披露。笑いと静寂が交差する場面となりました。
    • PONDALAR香りのワークショップ:感性を頼りに「沼の香り」を創作するワークショップ(詳細は[note.comのリンク]参照)。
    • ライブペインティング × ドラム演奏:まー君の演奏に合わせてサムが即興で壁に描き加えるセッション。沼の街並みに突如現れた「龍」は観客の大きな歓声を呼びました。
    • 介護亭楽珍師匠の落語:現役介護士でもある楽珍師匠が、認知症のおじいちゃんと孫の会話をテーマに、笑いと感動を届けました。
    • 飲食担当アオチャン!:美味しいランチとおやつも大好評でした。

    🎤 トークタイム & 今後の展望

    イベントの終盤には、サムを囲んでのトークセッションも実施。滞在中の体験や壁画制作の裏話、今後の活動について語られました。アーカイブは下記リンクより視聴可能です。

    [stand.fmの配信リンク]

    さらに、2025年秋にはメキシコから壁画アーティストが来訪予定との発表もあり、今後の展開にも期待が高まります。

  • (沼タイズ2025)ぬぃま〜る壁画まえ・パフォーマンス・ディ

    5月 10th, 2025

    PONDALIZEアーティスト、小林三悠(MeYou Kobayashi)からイベントのお知らせです。📣いよいよ明日で〜す!


    ✨PONDALIZE 2025✨
    沼への扉、ついにオープン! 
    今年は「ぬいま〜る壁画2025」プロジェクトが新たな冒険をお届けします! 

    ニュージーランドから滑川福田にやってきた壁画アーティストのSam Allenたちが、比企の民らと共に沼の「新たな物語」を紡ぐ特別な日々。 
    アートと沼文化が溶け合う唯一無二の舞台を、リアルタイムで体感しませんか? 

    「壁画まえ・パフォーマンス・ディ」は、地元のアーティストやパフォーマーたちが集結し、創造の瞬間を見届ける絶好のチャンス! 
    どんな物語が無数の沼から生まれるのか…その目で確かめよう! 

    🔗 作家プロフィールや舞台の見どころはこちら! 
    https://pondalize-art-residency2023.jimdofree.com/2025-1/

    +++
    ○参加申し込み
    こちらのフォームから↓
    https://docs.google.com/forms/d/1v1q_4W3aghvd988-Zz0FWwPxatJSIpdip3EMCciyHag/edit?usp=drivesdk

    +++
    「ぬぃま〜る壁画まえ・パフォーマンス・ディ」

    場所:埼玉県比企郡滑川町福田10-1
    CreativePowerGarage101前

    タイムスケジュール

    ✨アート好きも沼文化に魅了されたい方も、大歓迎!✨

    2025/5/11(日)
    12:00〜 お昼ご飯
    アオちゃん!

    12:30〜13:00 
    ガラクタドラマーまーくん

    13:00〜13:30 
    HIKI-WARAIピザ三味線

    13:30〜14:00 秋元惠津子

    14:00〜14:30 木村京子
    香りで感じる、
    沼と壁画アロマスプレーWS

    14:30〜14:45 
    壁と身体表現の実験室
    小林三悠+ドラマーマー君+Sam Allen

    15:00〜 おやつ
    アオちゃん!

    15:30〜16:00 介護亭楽珍

    16:00〜16:30 
    HIKI-WARAI ピザ三味線

    16:30〜17:00 
    ガラクタドラマーまーくん

    17:00〜17:30 
    飛び入り枠③

    17:30〜17:45 
    壁トーク
    サムに一言インタビュー、
    インタビューアー:秋元大雅
    通訳、モデレーター:小林三悠

    企画:・___/ダンス以前
    主催:CreativePowerGarage101広報支援:ニュージーランド大使館

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  • 【登壇報告】AGU環境人文学フォーラム オンライントーク#28

    4月 19th, 2025

    2025年4月19日(土)、AGU環境人文学フォーラム主催の「Online Talk #28」に、PONDALIZEメンバーの木村京子が登壇し、「Pond Time: Landscapes Connected through Art and Culture」と題したトークセッションを行いました。

    ➡️AGU環境人文学フォーラムWebsiteのイベントページ
    https://www.agu-environmental-humanities.com/post/online-talk-28-pond-time-landscapes-connected-through-art-and-culture-―thinking-through-yatsu-nu


    🪞谷津沼から見えてくる、風景と記憶の重なり

    木村の発表は、埼玉県比企丘陵に点在する「谷津沼」を出発点に、
    人と自然の関係性を編み直すアートと文化の実践を紹介するものでした。

    谷津沼は、単なる湿地ではありません。
    それは、農の知恵、神話、暮らしの記憶、そして地形そのものが交差する、
    動的なランドスケープ=記憶の層なのです。

    PONDALIZEの取り組みを通じて、木村はこう語りました:

    「アートは、沼の“濁り”や“曖昧さ”をそのまま受け止めながら、
    感覚と歴史と場所をつなぎなおす力を持っている。」


    🎨アートと地域の共鳴実践──比企丘陵での試み

    当日は、以下のような多彩な実践例を紹介しました。

    • アーティスト・イン・レジデンス:国内外のアーティストが比企丘陵に滞在し、地域住民との対話や協働を通して、地形や記憶を可視化する作品を制作。
    • 絵画・造形ワークショップ:子どもから大人までが参加し、自らの“沼”を描いたり、立体造形で“見えない風景”を表現する試み。
    • 音楽セッションや即興演奏:地元の自然音や昔話からインスピレーションを得た、土地のリズムを奏でる音の実践。
    • 歴史資料の閲覧・聴き取り:比企丘陵における用水・信仰・灌漑の歴史をたどりながら、沼をめぐる地域文化の文脈を掘り起こす。
    • 生態系・地形研究との接続:在来植物の分布や沼地の水循環といった視点から、自然環境と文化の交差点を読み解く。

    そして、これらの活動をつなぎ直す回路として、
    香りのワークショップや感覚アーカイブも展開されています。

    アート・音・記憶・身体・環境のすべてが、
    “沼”という複雑な地形を通して交差・共鳴していく。
    それが、PONDALIZEが描く「沼の文化的コモンズ」です。


    💬アフタートークから生まれた豊かな対話と連携の芽

    講演後のアフタートークでは、さまざまな専門家や参加者から、
    地域・歴史・海外研究・若手育成など多方面からの反応が寄せられました。

    🪵地形と暮らしをめぐる地域連携の可能性(兵庫)

    兵庫県の参加者からは、
    地域の貯水池や沼地の変遷と生活文化のつながりに関心を寄せる声が届き、
    情報交換と語り直しの場づくりに向けた協力の糸口が生まれました。

    📜日本古代文学に見る「沼」の風景

    古典文学研究者からは、
    『萬葉集』や『能因歌枕』に描かれた沼のイメージ、
    「流れぬ水」としての空間性についてのご指摘があり、
    古代から現代への風景意識の系譜が語られました。

    これを受け、今後のPONDALIZEでは、
    「現代の沼風景の成立」を新たな研究テーマとして検討していきます。

    🌍国際ネットワークとの接続

    フランス、アイルランド、アンティル諸島における「沼地研究会」の動向が紹介され、
    国際的な比較研究や連携の可能性について、情報共有を進めていく予定です。

    📖若手世代の関心の芽吹き

    博士課程の学生からは、沼地をテーマにした卒論研究とPONDALIZEの活動を重ねながら、
    「風景の奥行きとしての沼」への関心が寄せられました。
    今後は若い世代との対話と実践を深める取り組みにもつなげていきます。


    🌱今後に向けて:沼を語りなおす連携の輪へ

    今回のトークは、PONDALIZEにとって実践と言語化の架け橋となる機会でした。
    多様な専門知とローカルな実践が、沼という緩やかなメディウムを介してつながる。

    PONDALIZEは、「沼の時間」をキーワードに、
    沈みながら、つながるランドスケープの未来を編んでいきます。

  • 青山学院大学AGU環境人文学フォーラムのオンライントークに登壇します!

    4月 11th, 2025

    PONDALIZEアーティスト、 冊子『沼の入り口』制作の木村京子が、青山学院大学AGU 環境人文学フォーラムのオンライントークに登壇することになりました!

    https://www.agu-environmental-humanities.com

    環境人文学(Environmental Humanities)とは、人文学の様々な分野(文化、歴史、言語、哲学など)の知を活用し、人間と自然の関係を多角的に捉え、環境問題の解決に貢献しようとする学問分野です。特に、環境問題に対する人間の価値観や思考の再構築を促すことを目指しています。

    AGU環境人文学フォーラムは、青山学院大学の人文諸分野の研究者を中心に、これまで個別に進められてきた研究を環境という視座からとらえ直し、相互の研究の接点を可視化して協働につなげることにより、環境をめぐる問題を多角的かつ学際的に考察する学術コミュニティの構築を目指すものです。

    今回、文学部の松井優子教授からお声かけいただき、沼文化をめぐるPONDALIZEの活動についてお話しすることになりました。

    https://www.agu-environmental-humanities.com/coming-event

    4月19日(土)10:00am – 11:00am
    40分ほどお話をして、その後20分ほど質疑応答の時間となります。

    外部の方々も参加OK(無料)です。
    あらかじめ申し込みいただいた方にZoomのミーティング情報を
    お送りするかたちで開催となります。

    PONDALIZEの趣旨や活動内容など、ご視聴希望の方は、ぜひ上記リンク先からお申し込みください!

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